肝炎治療医療費助成制度

概要

B型肝炎ウイルス・C型ウイルスを原因とする肝がん・重度肝硬変と診断され、世帯年収が370万円以下であり、肝がん・重度肝硬変の入院医療費の自己負担額が過去11ヶ月以内に3ヶ月以上「高額医療費」の限度額を超え、研究班の臨床情報提供に同意する場合に、4ヶ月目からの入院医療費の自己負担額が1万円または無料になる制度です(2021年4月以降「3ヶ月目」からの入院も助成対象に含まれます。また、治療内容が分子標的治療薬の場合には「通院」の医療費にも適用対象となります)。

利用のタイミング

過去11ヶ月以内に肝がん・重度肝硬変の入院医療費の自己負担額が高額医療費助成の限度額を超える月が3ヶ月以上ある場合、4ヶ月目の入院から適用されます。申請手続きには様々な書類が必要となり、制度も複雑なため、入院が続き、高額医療費助成の限度額を超える金額を連続して支払っている場合には、要件に該当するかどうか早めに相談してみてください。

対象者

B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルスを起因とする肝がん・重度肝硬と診断された者で、過去11ヶ月以内の間、3ヶ月以上肝がん・重度肝硬変の入院医療費が高額医療費助成制度の自己負担限度額を超えた者で4ヶ月目の入院をする者。

利用方法

申請に必要な肝がん・重度肝硬変治療促進事業医療券交付申請書や臨床調査個人票(診断書に相当するもの)及び同意書等の書類は区市町村の担当窓口で配布されています。入院記録票は病院にもあります。指医療機関の医師に臨床調査個人票を作成してもらい、肝がん・重度肝硬変で入院する際、病院から入院記録票に入院記録を記載してもらいます。入院記録票、臨床個人票や同意書、課税証明書などの必要書類を添付の上、申請します。地域によって異なるところもあるため、詳しくは病院のケースワーカーや市町村窓口に問い合わせて下さい。

申請窓口

地域によって申請窓口や窓口の名称は異なります。お住まいの市町村窓口にお尋ねください(東京都は福祉保健局保険政策部疾病対策課)。

効果

4ヶ月目からの入院医療費の自己負担額が1万円または無料となります。ただし、2021年4月以降、3ヶ月目からの入院医療費も助成対象となり、分子標的治療を行った場合には通院費も助成対象となります。

よくある質問

Q1助成を受けるための「4ヶ月以上」は連続していなければいけませんか?

A1連続する必要はありません。