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2013.06.17
がん制度ドックベータ版を公開しました
- 更新情報
本日、がん治療時に患者や家族が利用できる「公的な支援制度」や「民間の支援サービス」を個人の状況に応じて検索できるウェブサービス「がん制度ドック」をオープンしました。
このサイトは、株式会社かるてぽすと、がんと暮らしを考える会の共同企画としてスタートします(サイト運営責任を株式会社かるてぽすと、コンテンツの編集責任をがんと暮らしを考える会が行います)。
がん制度ドックの特徴
「がん制度ドック」は、患者の年齢やがんの種類、ご加入中の医療保険などを入力するだけで、検索した人が利用できる公的・民間の保険制度の申請先や利用方法をまとめて表示します。それにより各制度の利用漏れを防ぎ、がん治療時に起こる経済的困難の解決を目指しています。
サービス開始の背景
近年、がん治療は高額化・長期化していることから、がん患者や家族に与える経済的な影響は少なくありません。がん患者や家族が利用できる制度は、医療に関連した公的な制度だけでなく、民間の生命保険やがん保険、住宅ローンなど多岐にわたります。その内容や申請方法が複雑で、申請までたどり着かない場合が少なくありません。そもそも利用できることすら知られていない制度もたくさんあります。
そのため、「がん制度ドック」では多くの人が公平に制度を知り、適切なタイミングで申請する仕組みづくりを目指し、構築されることとなりました。
今後のビジョン
初年度は、学会やソーシャルメディアを通して患者、家族、医療者に広く公開し、情報の改善と利用頻度の向上に取り組みます。次年度からは、患者の経済的困難に関する研究にも活用できるシステムをつくります。
また、「がん制度ドック」を通じて専門家に相談できる連絡体制の構築も目指しています。
お問い合わせ
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